賃貸でもハムスターは飼えます!
アパートなどの賃貸はペット禁止と言われていますが、以下の点に気を付ければハムスターは飼育できます。
・騒音
・壁や床への傷、シミ、におい
また、騒音については、ハムスターは単独飼育する限り基本的には鳴きませんので心配しなくても大丈夫ですし、壁や床へのダメージについても、しっかりケージ(ハムスターを飼育するケース)を管理していれば問題ありません。
ハムスターは本当に可愛い生き物で、一人暮らしで生活に彩りが欲しい方や守るものがほしいという方にはぜひ飼育してほしいと思っています。子どもに人気のペットですが、実際に飼育してみると大人向けのペットだという感想を持ちました。
この記事では、実際にハムスターを飼うまでの手順や注意点について紹介します。
費用など
初期費用:数千~1万円程度
ランニングコスト:餌、おやつ、砂、床材 かかっても数百円/月(1匹飼育の場合)
ハムスターをお迎えするには
①里親サイトで引き取り
→動物愛護の観点からこちらが推奨です。下記サイトなどで里親募集してます。
・ペットのおうち https://www.pet-home.jp/small/cg_4001/
・ジモティー https://jmty.jp/all/pet?button=&keyword=%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC
ただ、近場でハムスターの里親募集がなかったり、ハムスター飼育経験がある人が里親条件になってたりして、里親でのお迎えが難しい場合は②ショップでのお迎えを検討してください。
②ショップで購入
→以下の項目で方法を説明します。
ハムスターを飼う手順(ペットショップ)
①ハムスターを取り扱っているお店を調べる
ペットショップでは、犬と猫しか扱っていないお店もあります。事前にハムスターを扱っているのか確認してください。できれば近所のお店が望ましいです(と言っても自宅から1-2時間までの距離であれば基本的には大丈夫です)。
・ペットショップのホームページで検索
・Googleマップで近所のペットショップを検索→写真や口コミを確認
などの方法で確認することができます。
どうしても欲しい見た目(毛色)や性別、月齢の子がいる場合は、店舗に問い合わせをした方がいいです。ちなみに月齢は生後1~3か月くらいの子が販売されていることが多いです。
②ショップに入り、気に入った子や気になった子がいれば店員さんに声掛け
ハムスターはケースに入った状態で展示されています。見た目やしぐさが気に入った子がいれば、店員さんを呼んで「この子を見せてください」と呼び止めてみてください(小動物担当の店員さんが近くにいることが多いです)。
③ハムスターの様子を確認
店員さんがケースの中のハムスターを見せてくれます。ハムスターが寝ていたときは起こしてくれます(笑)。この時、実際にハムスターに触らせてもらえることが多いです。初めてで慣れていないと言えば、手のひらにハムスターを持ってきてもらえます。手に乗ったハムスターは甘嚙みすることはありますが、よほど凶暴な子ではない限り怪我をすることはありません(凶暴な子は店員さんが把握していて、注意してくれるので大丈夫です)。
④問題なければ購入を決める
「この子にします」と店員さんにお願いすると、購入の手続きに入ります。
もし初めてハムスターを飼う場合で分からないことがあれば、一緒に聞いてみると教えてもらえます。
店員さんは書類の準備をするので、数分待つことになります。この間にご飯やおやつ、おもちゃなど揃えたいものを探して時間を潰します。
ちなみに、初めてハムスターを飼う時に一般的に揃えるものは以下の通りです。Amazonなどであらかじめ購入しておくこともできます。
・ケージ(必須) →衣装ケースでも可。段ボールなどの紙箱は齧られるので×。金網ではなく、ハムスターが噛まないような壁になっているものいいです。衣装ケースを使用する場合は、空気の入れ替えができる隙間があり、かつハムスターが脱走しない形状のものを選んでください。
・餌(必須) →ペレットとハムスター用ミックスフードを合わせるのが無難。最初は店員さんがおすすめしてくれるもの(ショップでハムスターに与えていたものを教えてくれます)を買うのが良いですが、ネットで調べて通販で購入するのもあり。筆者はひかりハムハムを与えています。
・床材(まあ必須) →新聞紙やチラシでも代用可。
・浴び砂と容器(まあ必須) →ハムスターのお風呂みたいなもの。容器は専用のものでもいいですし、100均で売ってる小瓶や紙箱みたいなものでも代用可。寄生虫予防や毛繕いに必要ですし、砂浴びしてる姿は可愛いのでぜひ置いてあげてください。
・給水器(まあ必須) →小皿でも代用可。生野菜やゼリーなどを与える予定であればなくてもいいです。
・温湿度計(必須ではない) →温度管理のために必要であれば。
・餌皿(必須ではない) →置く人が多いので一応。皿に入れなくても食べてくれます。
・ホイール(必須ではない) →運動用。音がうるさくないものを選びましょう、、、
・隠れ家(必須ではない) →お菓子やティッシュ箱でも代用可(齧られる可能性あり)。隠れ家はなくても床材を掘って隠れてくれますが、ハムスターに安心感を与えたいときは用意してください。隠れ家を用意すると、飼いはじめの数日は引き籠られる覚悟をしてください(笑)
・かじり木(必須ではない) →割りばしなどの硬い木製のもので代用可。ストレス発散用&ハムスターの歯は伸び続けるので削るため。
・トイレ砂と容器(必須ではない) →ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターはトイレの場所を覚えるのですが、トイレとして用意した場所でないところをトイレにすることが多い(ケージの4隅や浴び砂におしっこしてます。うんちはどこにでもします)。個人的にはトイレを用意する必要はないかなと思います。
⑤購入の手続き(15~30分程度)
動物愛護の同意書と購入者情報の書類にサインをします。
・氏名
・生年月日
・住所、連絡先
の情報を記入します。印鑑等は不要です。
また、アフターサービスやハムスターの保険の加入について聞かれることがあります。
購入前に、ハムスターの健康状態のチェックを行います。店員さんと一緒にハムスターに怪我などの異常がないかや普段の健康状態について最終確認を行います。
確認が終わり、納得ができれば購入してハムスターを連れて帰ることができます。
ハムスターを連れて帰るときは、お店の方でケースを用意してくれます。お店によって紙箱だったり小さめのプラケースだったり選べたりします。コジマさんだと冬場はケースにカイロをつけてくれました。
⑥ハムスターを我が家にお迎え
帰宅できたら、ハムスターを持ち帰り用ケースから出す前に、ケージの準備をします。
ケージを開けて床材など用意したものを入れて、ハムスターがすぐに生活できる状態にします。その後、ケージの中にハムスターが入っている持ち帰り用ケースを置き、ハムスターが出てくるのを待ちます。
ハムスターが出てきたら、ケースの中に残っている床材などを少しケージに入れてあげて、ケースは回収します(ケースをそのまま隠れ家として使用してもいいです)。
しばらくハムスターは落ち着きがないと思いますが、放っておいてあげましょう。
お迎えの手順は以上です。
ハムスターを飼う時に注意すること
初めてハムスターを飼う場合は、以下の点に注意してください。
①自分の寝所から離れた場所にケージを置く
ハムスターは夜行性です。寝ようとすると、ホイールを回すカラカラ…という音、床材を掘り進める音などが聞こえて以外とうるさいです。寝ているところにケージが近いと寝不足になりますので注意してください。
②複数飼育するときは、基本的に単独飼育する(ゴールデン、ジャンガリアンの場合)
もしも2匹以上を飼育する場合、ケージを分けることをおすすめします。
どうしても一緒にしたいときは一度ハムスターたちを一緒にしてみて、喧嘩しないか確認してみてください。最初はお互いににおいをかぎ合いますが、その後にどちらかが攻撃したり追いかけまわしたりする場合は相性が悪いので、けがをしないように気をつけながらハムスターたちを離してあげてください。一緒のケージにすると激しい喧嘩をすることがあり、ハムスターが大けがをしたり騒音の原因になったりします。
③温度管理と生活リズムは一定にする
温度は18~27℃くらいが問題なく過ごせる範囲です。クーラーを使用できるならクーラーが望ましいですが、ハムスター用のひんやりグッズや保温グッズも販売されています。
また、ごはんや点灯消灯の時間は、毎日同じような時間にしてください。
④あまりケージから出さないようにする
一度ハムスターをケージから出すと、ケージの外に縄張り意識を持ってしまい、外に出たがるようになります。また、部屋の床や壁のトラブルや脱走などの原因となってしまいます。ケージの掃除のときなどを除き、基本的にはケージ内でお世話やふれ合いをするように気を付けてください。
最後に
ハムスターは一人暮らしで飼育するハードルが比較的低いですが、馴れるととても可愛い生き物です。
軽い気持ちで飼うのはいけませんが、生き物を大事にする気持ちや自分の生活リズムを見直すきっかけとなります。ぜひハムスターをお迎えして可愛がってください。
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